かなり上昇している米資産市場、不参加ではなく慎重な対応が適切=オークトゥリー創設者

Billionaire investor: Not pulling money out of markets, just applying great caution

オークトゥリー・キャピタルの創設者で巨額の資金を動かす投資家として知られるハワード・マークス氏は、あらゆる分野において資産価値がかなり上昇しているのは事実である反面、これが決して、投資家が市場参加を断念すべきとは意味しないとしている。

ただし、同氏は、慎重なアプローチが求められる状況であるとしている。「投資資金を引き揚げていない。慎重なスタンスをとっている」とした。すなわち、投資先を十分に見極めたうえで、「通常とは異なる対応」方針で臨んでいるという

同氏によれば、これまで米連邦準備制度理事会(FRB、中央銀行に相当)が採用してきた緩和スタンスにより大量の資金が市場に流入し、バリュエーションが上昇してきている。

トランプ大統領の政策も資産価値を押し上げている一因で、同氏は、大統領がビジネス優先の政策をとっていることは事実だとしたうえで、「株式市場が、昨年の大統領選以来、大きく上昇していることがもっとも大きな懸念だ。つまり、楽観的な見方が市場に織り込まれていることが懸念される。当然ながら、楽観的な見方が低い時にこそ、投資をすべきだ」とした。