米株、トランプ相場に終焉の兆候=JPモルガン・アセット

This is the next ‘meteorite’ that could hit US markets: JPMorgan strategist

JPモルガン・アセット・マネジメントは、いわゆる「トランプ上昇相場」崩壊の危険が高まりつつあるとみている。

グローバル・ストラテジスト、サマンサ・アッザレーロ氏は、米株式市場がすでに幾分か行き過ぎた状態にあるとし、次の市場を大きく揺るがすような材料として、フランスの大統領選を挙げた。

「欧州の政治リスクは、大きな要因となりえる。欧州経済のファンダメンタルズは健全で、政治要因だけで欧州株式市場が動揺することはないだろう。しかし、短期的には、市場を動かす材料となることは間違いない」とした。

同氏は、5月にもずれ込むとみられる同国大統領の決戦投票が、米連邦準備制度理事会(FRB、中央銀行に相当)の政策にも影響を及ぼすとみている。フランス大統領選のように、市場を少しでも揺るがす材料は、FRBの金融政策を促す可能性がある。

「FRBは常に慎重。迅速に政策を変更するよりもむしろ、じっくりと構える傾向が強い。この政策スタンスを念頭に置いておくべきだ」とした上で、米政府自体にも不透明感があるだけに、米株式市場が行き過ぎていると判断している。

同氏は、トランプ大統領が提唱している政策により好結果の一部をすでに、2017年今年の相場に織り込んでいるが、実際の減税は2018年までに現実化しないとしている。