FRBの消極的利上げ、日銀は政策オプション見直しで円高へ=JPモルガン

JPMorgan: Why we’re betting on a stronger yen

JPモルガンのエマージング(新興)諸国アジア通貨外国為替ストラテジーの責任者、ジョナサン・キャバノー氏は、米国では年内の利上げが見込まれているものの、円は、対ドルで強含むと予想している。

 

同氏は、円高/ドル安の理由の一つを、米連邦準備制度理事会(FRB、中央銀行に相当)が積極的な利上げには踏み切らないとみていることにあるとした。

「(政策決定会合の議事録では)一部のFRB当局者の中からはタカ派のコメントが出されているが、金融引き締めサイクルを必ずしも積極的に進めるとは考えていないとみている。特に、上半期には、そうした積極的な姿勢はみられないだろう」としている。

 一部では、「比較的早い時期」に利上げに踏み切るとの見方があるものの、同氏によれば、市場では、次回3月の決定会合で利上げを決定する可能性は低という。
JPモルガンは、次回の利上げを5月と予想している。

もう一つの円高要因が、インフレにあるという。

同氏は、「世界的に上昇傾向にあり、どこかの時点で、日銀が政策の選択肢を再考する機会が来ると見られる。その際には、円高のストーリーがより現実化する」としている。