「為替操作国」の認定、既存のプロセスで進める=米財務長官

China’s chances of being called a ‘currency manipulator’ appear to have just dropped

ムニューチン米財務長官は、中国を「為替操作国」と断定するかどうかについて、既存のプロセスに従って判断するとした。

現時点でのクライテリアに照らし合わせると、中国は、為替操作国とは断定されない。

同長官は、「財務省には、(判断を下すための)プロセスがあり、全般的に為替操作が行われているかどうかを認定する。このプロセスに従って判断することになる。これまでと同様に判断するし、このプロセスが終了するまでは、いかなる判断も下すことはない」とした。

トランプ大統領は選挙期間中、そして大統領就任初日に、中国を為替操作国と断定すると宣言していた。

昨年10月の財務省によるレビューでは、中国は、為替操作国と認定される条件に合致したのは1項目に過ぎなかった。
その条件の一つは、米国との貿易で「膨大な」黒字を抱えていることで、その額は200億ドル以上とされている。中国の対米貿易黒字は、3億4700万ドル。
国内総生産(GDP)の3%を上回るような「過大な」経常黒字、つまり、投資よりも貯蓄に力を注いでいることを示すもの。中国の経常黒字は、対GDP比で2015年には2.7%、2016年には1.9%。
外国為替市場において、「継続的、かつ一方的な投資」を行っており、これには、外貨を反復して購入(つまり、介入)し、自国通貨を押し下げること。昨年、中国は1880億ドル相当のドル建て債券を売却している。