中国為替当局、人民元の中央値算出基準を変更

China adjusts yuan midpoint mechanism – sources

中国は、日々の人民元の変動を一定枠内に収めるための中央値(基準値)算出のメカニズムを変更した。3人の関係筋が明らかにしたもので、投機的な動きを抑制するための最新の施策。

同国の外貨準備は1月、3兆ドルを割り込んだことを受けて、同国の外国為替政策が注目されているが、今回のメカニズム変更がどのような意味を持つのが、現時点では判断が難しい。

中国人民銀行(中央銀行)は、日々、中央値を設定し人民元の変動幅を抑制している。この中間値を設定する際の算出材料の一つは、同国の貿易相手国のバスケット通貨の変動にある。

複数の銀行関係者によれば、このバスケット通貨に採用される為替変動の期間を短くしたという。中国外国為替取引システム(CFETS)は、この期間を、15時間(現地時間午後4時半~同翌日午前7時半)に短縮した。これまでは、過去24時間としていた。

複数の関係筋は、今回の変更により、外国為替市場の動向をより適格に反映させるためで、日中の投機的な動きを抑制することが目的だという。

また、この中央値算出にあたり、前日の米ドルの動向も一つの材料として加味しているという。