OPEC各国が生産調整をほぼ遵守、今後の継続性には一部疑問も

OPEC achieves record compliance with oil output cuts. Experts ask if it can last

複数の機関によれば、石油輸出国機構(OPEC)各国が、生産削減合意を遵守しており、これまで最も厳格に守っているという。しかしながら、今後、どれだけ継続できるのかには疑問の声が上がっている。

国際エネルギー機関(IAEA)は、OPEC加盟国が昨年11月に合意した生産調整の90%を達成しているとしている。

ロイター通信が実施した調査では、遵守率は92%、S&Pグローバル・プラッツは91%としている。

予想された通り、サウジアラビアの貢献度が高く、生産上限で合意している日量1006万バレルを大きく下回る998万バレルとしている。

S&Pグローバル・プラッツのOPEC専門家、ハーマン・ワン氏は、「一部の生産国が調整合意を完全に履行しているわけではない中で、サウジが今後、どれだけの間、負担を背負い続けることができるのか。これは、今後、見守るしかない」としている。

IHSマーキットのバイスプレジデント、ダニエル・エルギン氏は、原油生産国が抱える財政赤字が原油価格の低迷によって引き起こされたとし、生産調整合意を遵守し続ける理由が財政面にあると分析している。

同氏は、「生産合意に従うのは必要があるためで、原油価格が国家財政に跳ね返ってくるからだ」と述べた。