中国のシャドーバンキング対策、銀行に不測の結果をもたらす危険性も

China’s shadow banking crusade risks bond market crash

中国政府は、膨れ上がる不良債権問題の解消に向けて、3兆ドルとも言われるシャドーバンキングの縮小を積極的に推し進める意向だが、この施策により、銀行の収益が縮小し、債権市場からの資金調達にも問題が発生する危険性がある。

シャドーバンキングは、政府が経済のバブル化を避けるために貸し出し基準を厳格化したことで、資金ニーズを補うた目に発展してきた。

UBSの推計によれば、2016年の中国の債務残高は、国内総生産(GDP)の277%にまで拡大しているという。

アナリストによれば、正式に許認可を受けている銀行の収益のうち、5分の1は、こうしたシャドーバンキング部門からのもので、同部門の規制強化の反作用も懸念されるという。

S&Pグローバル・レーティングスのクレジット・アナリスト、Liao Qiang氏は、「シャドーバンキング部門で劇的なレバレッジ解消の動きが採用された場合、銀行セクターに予期しないような影響が生じることもある」としている。