中国政府が6カ月で米債の大量売り、人民元下げ抑制に必死

China is working hard to support its currency — it sold US government bonds for six straight months

中国は、6カ月連続で米財務省証券(米債)を売り越しており、人民元下落と資本の国外流出阻止に躍起になっている。

11月までの6カ月間、中国政府は1946億6000万ドル相当の米債を売却、過去12カ月では、2151億1000万ドルとなっている。これは、市場最大のペースだという。

ニューヨークに拠点を置くカウンシル・オン・フォーリン・リレーションズの国際経済担当ディレクター、ベン・ステイル氏は、中国人民銀行(中央銀行に相当)が「外国為替市場で、極めて特定の理由を持って介入している。それは、資本流出に伴う人民元への悪影響を最小限に抑えたいということだ」とした。

「中国政府は、人民元が安定しない場合には、資本の海外流出が止まらないと、極めて深刻に懸念している」とした。

北京大学Guanghuaマネジメント・スクールのマイケル・ペティス教授は、中国の経常収支が黒字であることに触れ、「中国の国民は実際、経常黒字を超える額の海外資産を購入している。そのため、人民銀行は、それを上回る規模の海外資産を売却する必要がある」と指摘、積極的な米債売りの背景の一部を分析している。

UBSウェルス・マネジメントのエマージング(新興)諸国市場ストラテジスト、ルーシー・キュー氏は、「米国債売りは、一時的ながら対ドルで人民元を押し上げる効果が期待できるし、これは、人々の気持ちには直接響く可能性がある」とした。