ソロス氏、世界経済に悲観的で金融市場が下落すると予想

Soros Says Markets to Slump With Trump, EU Faces Disintegration

ジョージ・ソロス氏は、スイス・ダボスで開催されている世界経済フォーラム(WEF)で、世界各国の動静について悲観的な見方を示し、今後、金融市場が低迷するとの見方を示した。

同氏によれば、米国は、専制君主のような人物を大統領に選出、欧州連合(EU)は崩壊に向かっており、英国では、メイ首相がEUからの完全脱退を表明している。さらに、中国では、より抑圧的な社会になる。

同氏は特に、米国のトランプ次期大統領には厳しい。トランプ氏を「詐欺師」とし、矛盾だらけの政策で、ホワイトハウスと閣僚の間での争いが起きることから、同政権の政策が失敗に終わると予想している。閣僚の上院公聴会では、すでに、次期大統領とは異なる政策が披露されている。

次期大統領が掲げている規制緩和や財政支出の拡大により株式市場は上昇しているが、ソロス氏は、この動きもすぐに終わることになるとしている。

さらにソロス氏は、「不透明感がピークにある。長期的な投資にとって、もっとも懸念すべきことは、この不透明感だ。市場が良好に推移するとは考えていない。今はまだ、祝福モードだ。しかし、現実を認識したその時には、この動きは終わる」とした。