金、不安要因山積の17年に堅調推移

Gold pushes to $1,200 — and a much scarier world could keep it there

 金(ゴールド)先物は、2017年が不安定な年になるとの懸念から価格が上昇、重要なレベルとされる1200ドルを一時的にせよ超えている。

 テロ攻撃や中東での政情不安など通常な懸念要因に加え、全面的な貿易戦争でなくても貿易紛争が拡大し、世界市場での緊張が高まる可能性があるとみられている。
欧州では、いくつかの重要な選挙を控えていることも、金には好材料となっている。

 

HSBCのチーフ・コモディティ(商品)アナリスト、ジェームス・スティール氏は、「(金価格が上昇するに)十分な地政学上のリスクがあり、そのうちいくつかの要因は旧来からのものであり、マネーサプライがタイト化していることも金には好材料だとしている。同氏によれば、金は、リサイクルの割合も低いという。

「ドイツとフランスでは選挙がある。地政学上のリスク要因は、米国だけではない」と指摘している。

複数のアナリストは、1200ドル台の断定的な突破が一つのカギとなるとしており、1300ドル台を目指すうえでは、最初のハードルとなるという。

マイナス材料としては、ドル高と金利上昇だという。