ドル市場、トランプ氏よりも新政権の動きに注目

Trump throws some cold water on the zooming dollar

米ドルは、現地時間11日水曜(日本時間12日木曜)に開催された初の記者会見で、トランプ次期大統領がトランプ(保護)貿易主義よりはより詳細な経済施策に言及する期待していたが、空振りに終わり、アナリストは今後のドルの動向を見極めきれずにいる。

ドル指数は、12日の取引で1カ月ぶりの低水準に沈んだ。トランプ氏が会見で、インフラ投資や減税、規制緩和に振れず、貿易問題や税金でも大枠の話にとどまったことが背景。

 バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチの欧州通貨ストラテジスト、Athanasios Vamvakidis氏は、「市場は、トランプ氏の会見に大きなプラス材料が提示されると期待していた。保護貿易主義ではなく、財政施策などだ。それで、ある種、記者会見を不安視していた」とした。
いまでは注目は、新政権の動きに映ったという。

バークレイズのグローバルFX兼金利ストラテジスト、アンドレ・ジェイミー氏は、「現在、かなり多くの情報が市場に提供されえとり、コンセンサスがどの方向に向かうのかを判断するのは難しい」とした。

そのうえで、「いつでも、ツィッター口撃が始まり、市場が大きく動く可能性があるので、神経質にならざるをえない」としている。