原油価格、来年の堅調推移の不安材料

Has The OPEC Rally Gone Too Far?

原油価格は、石油輸出国機構(OPEC)がロシアなど非産油国を含めた生産調整に合意を得て以降、50ドルを超えて推移しているが、来年も継続して上昇するのか、あるいは、ここまでの上昇が行き過ぎていたのか。

今回のOPEC合意自体を疑問視している向きもある。

来年早々から実施される各国の減産だが、今後6カ月の平均であり、1月に即座に世界に周知公開されるものではない。

OPEC自体に、左ほおど約束を厳密に守る歴史がないため、今回も一部では合意不履行があるとみられている。非加盟国、特にロシアも生産削減を約束しているが、そのデータ詳細が公開されないことも、不安材料ではある。

リビアとナイジェリアの2国は、来年に入っても増産を続ける。両国は、今回の合意から例外とされている。

また、価格が上昇していくことで米国内のシェール石油生産リグ(掘削機)の稼働数も増えてくることも事実だ。