新興市場にはリスクも投資機会はある=モビウス氏

Mark Mobius: This is how to play emerging markets in 2017

テンプルトン・エマージング・マーケッツ・グループのエクゼクティブ・チェアマン、マーク・モビウス氏は、エマージング(新興)諸国市場にはリスクが高まっている可能性はるものの、依然として投資機会もあることも事実だとした。

トランプ次期大統領が決定し以降のドル高で、エマージング市場からは資金流出が目立っている。しかしながら、モビウス氏は、フランクリン・ローカル・アセット・マネジメントのチーフ・インベストメント・オフィサー、ステファン・ドーバー氏と共に、急速に成長拡大するエマージング市場に、メリットを受けるセクターがあると指摘している。

両氏は、「消費財や情報技術(IT)などは、特に経済成長には敏感だ」とした。

一部の小型株も魅力だとしている。

「大手企業よりも国内に特化しているような中小企業株は注目に値する。こうした企業は、マクロ経済の動向からの影響を受け難い。バリュエーションは、通常、成長見通しを反映する傾向があり、アジアには中小企業銘柄が多くあるめ、適切な価格ではない株を見出すことは難しくはない」とした。

「引き続き、中国の銀行が抱える不良債権には慎重だ。また銀行と同郷、不動産セクターは長期に渡る低迷期から回復の兆しを見せているが、レバレッジが効きすぎていることや規制面での問題あるため、引き続き慎重にみている」とした。

MSCIエマージング市場指数がMSCIワールド指数と比較して「極めて大きなディスカウント」状態にあることは、エマージング市場のリスクの高まりを示すとも理解できるとしている。