トランプ氏の暴言にもゴールドマン株、ダウ2万駆けに大きく寄与

Goldman Sachs accounts for 24% of Dow’s spectacular Trump rally

ドナルド・トランプ氏は、選挙期間中にゴールドマン・サックスを始めとする既存勢力を一掃するような暴力的な発言を繰り返していたが、実際には同社株価は大きく上昇、ダウ工業株30種指数は史上最高の2万ポイント目前にまで上昇しているが、ゴールドマン株が大きく寄与している。

大統領選以降、ゴールドマン株価は32%上昇している。これは、トランプ次期政権が提唱している規制緩和や減税などが同行の収益改善に大きく寄与し、吸収合併(M&A)などからの手数料収益も期待できるだけでなく、米連邦準備制度理事会(FRB、中央銀行に相当)により利上げもゴールドマンには追い風となっている。

このトランプ相場により、同社株価は、ついに2008年の金融危機以前の水準を回復した。

また、ダウは、選挙後に約1600ポイント上昇している。このうちゴールドマンの寄与度は24%と約4分の1が同銘柄が閉めることになる。

しかしながら、なぜゴールドマン株は、ダウ2万ポイントまでの上昇の過程で、それほど大きな評価を得ていないのか。理由は単純で、その株価水準の高さにある。

ゴールドマンは1株240ドル、ダウ構成銘柄の中で次に高い3Mから60ドルも高い。低位のゼネラル・エレクトリック(GE)やシスコと比較すると約8倍だ。