トランプ政権への期待は行き過ぎ、すべての施策が現実化する可能性は低い=著名エコノミスト

Economist David Rosenberg: The Trump rally is ‘overdone’ and a pullback is ahead

グラスキン・シェフの著名エコノミスト、デビッド・ローゼンバーグ氏は、いわゆるトランプ相場が今後も継続すると考えるのは誤りだと指摘している。

S&P500指数はここ6週間で7.5%上昇している。これは、トランプ次期大統領が掲げる政策に期待したものだが、同氏は、「期待に基づく上昇が行き過ぎている」と分析している。

同氏は、「現在の上昇相場が来年にまで伸びる可能性はあるが、ここまで、かなり上昇してきた。センチメントも、現在の株価水準も、そしてバリュエーションも懸念すべき水準となっている。仮に、失望するような材料が提示されれば、昨年のように突然大きく崩れることもある」としている。

投資家の期待値は、トランプ次期大統領が株価押し上げに必要なすべての施策を打ち出すところまで膨れ上がっている。例えば、インフラ整備の支出を拡大し、規制を緩和し、法人税を引き下げ一方で、企業の業績にマイナスとなるようなアクションを取らないと考えている。

同氏は、「これがすべて現実化する可能性は極めて低い」と指摘した。