ユーロ圏では依然キャッシュが流通の王様=ドイチェ

A long winter for cash? Deutsche Bank says cash is still king

ユーロ圏でも、多くの人々が日常生活でキャッシュレス、あるいはディジタル・バンキングに動いているとされているが、ドイチェバンクは、キャッシュの存在が大きく減退するとの複数の指摘は、過大評価されていると指摘した。

ドイチェは、「欧州圏では、現金の存在が多くの点で、脅かされているのは事実だ。欧州中央銀行(ECB)は、300ユーロ紙幣の新規発行を廃止している。これは、偽造への懸念があるためだ」としたうえで、現金の支柱流通量が、2003年と比較して3倍に膨れ上がっていると指摘した。

 こうした流通紙幣量の増加は、長期にわたる量的緩和と超低金利政策にあると分析している。さらに、ドイチェのヘルケ・マイ氏は、2008年以降の流通量拡大は、域外からの流入と、個人の手持ち現金によるところが大きいとみている。

 

域外のユーロ残高は800億ユーロ、いわゆるタンス預金は1200億ドルに上ると推定されている。