高利回り債が株式と逆行

The Trump rally is leaving one popular trade behind

ハイ・イールド(高利回り)債は、利回りが約束されている債券の世界では、頻繁に「株式」とたとえられるケースが多い。ハイ・イールド債は、極端な場合、デフォルト(債務不履行)のリスクを抱えた商品だ。しかしながら、企業の業績見通しが改善しつつあるなかで、置き去りにされている形だ。

経済環境が良化し、企業の収益改善の可能性が高まってきたことは、株式市場とハイ・イールド債、時にはジャンク債 とおばれる債にとっては好材料がそろった形だ。すなわち、ジャンク債指数と株式指数がそろって、同じ方向に動く可能性が出てきている。

しかしながら、現状は異なっている。

トランプ次期政権相場で全体が上昇するなかで、S&P500指数は、ここ1カ月で約4%上昇している反面、高利回り債に連動するiシェアーズETF(上場投資信託)は、逆に0.5%下げている。

 債券市場は、おおむね、トランプ政権誕生受けて下げており、ハイ・イールド債もその例外ではない。