17年上半期は「期待」、下半期は「不安」相場に=ゴールドマン

Goldman: Trump rally will spike, then fade in 2017 as Fed hikes 4 times

ゴールドマン・サックスの2017年予想は、決してバラ色ではない。現在のトランプ相場が来年入り以降も継続するが、米連邦準備制度理事会(FRB、中央銀行に相当)が市場が予想しているよも多くの利上げを断行することで、相場が一変、センチメントも変わることになるという。

この考えに基づくと、つまり、「期待が上半期のキーワードとなり、不安が下半期の中心となる」という。

ゴールドマンは、下半期には一定程度の下げ相場を見込んでいるものの、S&P500指数の2017年終値予想を2300とし、現行水準からさらに5%の上昇を見込んでいる。これは、従来予想よりも100ポイント上乗せされている。

一方で、悪い予想としては、上半期に記録するであろう新高値からは、年末までに100ポイント下げる可能性がある。

米株ストラテジスト責任者、デビッド・コスティン氏は、「米株の投資家は、これまでトランプ氏が次期大統領に選出されてから不安よりも期待にフォーカスしてきた。皮肉なことに、多くの評論家は、トランプ氏の選挙を期待よりも不安を煽っていたと評価していた」としている。

「2017年には株式市場が経済政策と大統領の施策、そして共和党が支配する議会が、期待を持たせるようなことになるのか、不安を抱くようになるかによって左右されることになる」と予測している。

不安サイドでは、インフレが加速すれば当然、労働賃金も上がり、FRBによる利上げも加速し兼ねない。現在、多くの市場関係者が2度の利上げを予想しているが、ゴールドマンは、短期政策金利が100ポイント、あるいは1%ポイント引き上げられ、つまり、回数としては4度にわたる可能性があるとみている。

さらに、「議会の財政赤字を危惧する向きは、トランプ氏の減税案に反対する可能性もあり、その場合には、投資家のこれまでの期待が霧散することになる」。