目先のOPEC動向、イランとイラクがカギ握る

In OPEC Poker Game, Iran and Iraq Call Saudi Arabia’s Bluff

サウジアラビアは、石油輸出国機構(OPEC)創設以来、盟主の立場を維持してきたが、自らその立場を放棄しているようで、現在のカギはイランとイラクが握っている。

サウジは、協議からの離脱にまで言及するなど、その影響力の行使を図っている。これが単なる脅かし(ブラフ)なのか、あるいは真意なのか別の議論として、イランとイラクは、今回は院試アティブ奪取にリスクをとる意向を示している。

エネルギー・アスペクトの主席オイル・アナリスト、アムリータ・セン氏は、「イランとイラクは、最終的にはサウジが減産に踏み切ると考えているようだ。これは、サウジ自体も原油価格の上昇を望んでおり、イランとイラクは、この点でサウジを追い込むことができると考えている」とした。

サウジのスタンスは変わらない。減産が必要だとは考えているが、これは、イランが現行生産水準を維持し、イラクが減産に合意することだ。イランは、経済制裁以前の日量400万バレルへの復帰を望んでおり、イラクは減産ではなく、現行維持を望んでいる。

ブローカー会社、PVMグループの最高経営責任者(CEO)、デビッド・ハフトン氏は、「OPECが市場が考える適切な減産合意に至らない場合には、原油価格は年内に40ドル我を目指し、来年早々にも30ドルを目指すことになるだろう」としている。