バークレイズ、新興市場弱気などでドル買いを支持

Barclays: Dollar is the currency to own as funds pull out of emerging markets

バークレイズのアジア通貨金利ストラテジー責任者、ミトゥール・コテーチャ氏は、ドル高がエマージング(新興)諸国に悪影響を与えており、この傾向が今後しばらくは続くとみている。

 

トランプ氏が次期大統領に選出されたことで、インフレ加速の期待が高まり、債券利回りが上昇しドル需要が高まっている。

同氏は、「ドルに好ましい環境となっている。米国の経済成長が他国を上回ると期待されているなかで、ドルに対抗するのは難しい状況だ」とした。

同氏は、短期的にも複数の通貨バスケットとの比較でみるドル指数が、さらに上昇する余地があると分析している。

11月25日の取引で、ドル指数は101.32まで上昇、これは、過去5年では最高水準となる。大統領選前には、同指数は97を割り込んでいた。

さらに、エマージング市場通貨が軟調であることもドルの支援要員となっている。

「エマージング市場通貨は、一段と下がることが見込まれている」とし、次期政権が掲げる保護貿易の影響を受ける貿易相手国である中国やメキシコなどに触れ、米国の制裁相手国となる得る国からの資本流出もドルには支援要因だと説明している。

そのうえで同氏は、「トランプ政権が、どの程度まで圧力を加えるかどうは不明だが、現時点ではエマージング市場には、なんらプラスのサインはない」とした。